こんにちは!
2022年生まれの女の子「むう」を育てている、みったと申します。
娘のむうは、向き癖が強い赤ちゃんでした。
生後1か月頃から向き癖が気になり、タオルを使った向き癖矯正などいろいろ試行錯誤。
残念ながらあまり効果はなく、生後3か月頃には見事な斜頭になってしまいました。
生後3か月~5か月頃は、毎日のように斜頭やヘルメット治療について調べて悩んでいました。
悩みに悩んだ結果、ヘルメット治療は行わずに自然に任せることに。
この記事では、娘の頭のかたちが成長に伴ってどのように変化したか、実例・体験談を紹介します。
あくまで一例ですが、お子さんの頭のかたちで悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
お母さん、お父さん、私たち子どものために真剣に悩んでくれてありがとう!
でも悩みすぎると疲れちゃうから、無理しないでね。
主な経緯・概要
はじめに、主な経緯をまとめました。
- 出生逆子のため帝王切開で誕生
頭の形は丸く整っていた
- 生後1か月向き癖が気になり始める
向き癖矯正を始めるも失敗。左ばかり向く日々
- 生後3か月見事な斜頭になる
日中はドーナツ枕「エスメラルダ」を使用。効果を感じられず。
- 生後5か月「頭のかたちクリニック」受診・検査
斜頭レベルは「重症寄りの中等症」との診断
→悩んだ結果、ヘルメット治療をしないことに決定 - 現在特に対策をせず、自然に任せる
斜頭は残っているが目立たなくなってきた。
(就寝時はAdokkoのベビーまくらを使用)
娘の頭のかたちの経過・変化(写真つきで紹介)
新生児~生後1か月
逆子のため帝王切開で出産。
まあるい頭の形で生まれました。
「向き癖」や「頭の変形」について全く意識しないで新生児期を過ごし、生後1か月に。
あれ?左ばかり向いているなあ。
生後1か月を過ぎて初めて向き癖について調べました。
右側を向くように、左側にタオルやペットボトルを置いてみましたが……。
気が付くと左を向いていました。
強制的に右側を向くようにペットボトルを敷き詰めたこともありましたが、うまく身動きが取れず娘は号泣。
できる限り右側を向くように誘導しましたが、徹底できず。
結局左を向いている時間の方が長くなってしまいました。
生後3か月
赤ちゃんのお世話に少し慣れてきた生後3か月頃。
娘の頭の形が歪んでいることに気づきました。
左ばかり向いていたので、後頭部の左側が平になってしまいました。
ドーナツ枕の「エスメラルダ」を導入したり、右側から声をかけるようにしたりしましたが、残念ながらはっきりした効果は得られず……。
この時期は斜頭のことが頭から離れず、SNSやインターネットで検索しまくっていました。
この時初めて「ヘルメット治療」の存在を知り、治療した人・しなかった人それぞれの体験談を読み漁りました。
いずれのケースも満足している人・後悔している人の両方がいて、迷いは深まるばかりでした。
生後5か月
生後3か月の時よりは少し改善されたような気がしますが、やはり左後頭部が平になっています。
正面から見るとほとんどわかりませんが、よく見ると顔の右側が左側より膨らんでいます。
横から見ると、左後頭部がぺったんこ。
ヘルメット治療をするか迷いましたが、しないことを決断(詳しくはこの後の段落に書いています)。
治療しないと決めた後は、斜頭について調べることを一切やめ、特に対策もしていません。
やっているのは、寝る時の向きをできる範囲で気を付けることだけです。
1歳2か月(この記事の執筆時点)
時は流れ、無事に1歳に。
今のところ発達に遅れはなく、順調に成長しています。
こちらが1歳2か月現在の写真です↓
相変わらず左側が平ですが、少し膨らんで傾斜がゆるやかになった気がします。
この写真はお風呂上りに髪が濡れている状態で撮影しました。
普段は髪のボリュームがあるので、斜頭はもっと目立たないです。
一見、左右どちらも同じように丸く見えませんか?
ただ、角度や髪型によっては「左側が平だな~」と見てわかります。
斜頭が完全に解消されることはありませんが、少しずつ改善するといいなと淡い期待を持っています。
なお、就寝時はAdokooの向き癖防止枕を使用しています(生後5か月の終わり~現在)。
寝返りにより枕から落ちることが多いので効果は不明ですが、ほど良いクッション性がある&肌触りが良いので気に入っています。
ヘルメット治療をしないと決めた経緯&理由
ヘルメット治療とは?筆者が気になったメリットとデメリット
ヘルメット治療とは、「ヘルメットを装着することで頭のかたちを改善する治療法」のことです。
ヘルメット治療とは、向き癖などによって斜頭症や短頭症(絶壁)やなどの位置的頭蓋変形といった頭のかたちが変形した赤ちゃんに対して、ヘルメットを装着することで頭のかたちを改善する治療法です。頭の平らになってしまった部分にヘルメットで空間をつくり、 赤ちゃん自らの頭の成長を原動力として、平らな部分に成長を促します。
引用元URL:https://www.babyband.jp/column/ZGrqhxAAACIAqeqS
筆者は専門家ではない素人のため、ヘルメット治療の詳細については省略します。
悩んでいた当時に、素人なりに調べて気になったメリットとデメリットは以下のとおりです。
▼ヘルメット治療を受けるメリット・デメリット(筆者が思ったこと)
メリット
- 将来頭の形にコンプレックスを抱かずに済み、色々な髪型を楽しむことができる
- 歯並びや肩こりなどの健康上の影響が出るリスクを軽減できる
- 治療を受けられる期間が限定されており、「0歳の今受ける」ことにプライスレスな価値がある
デメリット
- 費用が高額。「これだけ払ったんだから絶対に成果を出さなければ」と親が精神的プレッシャーを感じる懸念がある
- ヘルメット装着を嫌がるか否かは個人差が大きい。嫌がる場合にも装着させるには親の強い覚悟が必要。
- ヘルメット装着時は汗をかきやすく、皮膚トラブルを起こすリスクが高まる。
生後5か月で「頭のかたちクリニック」を受診。検査結果は?
ヘルメット治療を受けるか受けないか決められないまま、生後5か月を迎えました。
ヘルメット治療は生後6か月までに開始することが望ましいとされているそうです。
ヘルメットの製作期間を考えると、生後5か月のはじめには決断しなければなりません。
私が見た印象では、重度の斜頭に見えるけど……。
実際はどの程度なんだろう?
ヘルメット治療を受ける・受けないにかかわらず、まずは現状を知ろうと思い、検査を受けることにしました。
この時点では、「ヘルメット治療をする・しない」は4:6くらいの気持ちでした。
最重度だったら迷いなく治療を受けよう。
それ以外の場合は、健康上の影響がどれくらいかによって決めようと考えていました。
東京・日本橋にある「0歳からの頭のかたちクリニック」で検査を受けました。
検査結果はこちらです。↓
「後頭部左右対称率」はレベル4(一番悪いレベル)、「CA」は重症(5段階中2番目に悪いレベル)となっていますが、「CVAI」は中等度(5段階の真ん中)となっています。
スキャンで計測した数値にはある程度誤差があるらしく、数値だけではなくスキャン画像、視診・触診を含めて医師が総合的に重症度評価を行うそうです。
結果、娘は「重症寄りの中等症」との診断でした。
うわあ、すごく微妙な結果だな(苦笑)
治療を受けると即決するほど重症ではないが、決して軽くはない……。
その場では決断できず、帰宅して夫と相談して決めることにしました。
クリニックはあくまで検査と診察を淡々と行うのみ。
治療を強く勧められることはありませんでした。
「とりあえず検査だけ受けたい」という人も安心して利用できるクリニックだと感じました。
ヘルメット治療をしないと決めた理由
最終的に、我が家ではヘルメット治療を行わないことに決めました。
主な理由を5つご紹介します。
理由1:健康上の影響が大きくない(と予想される)こと
クリニックで検査した結果、娘の斜頭は病的なものではなく、向き癖によるものだと確定しました(位置的斜頭症)。
また、上から見ると耳の位置が大きくずれていますが、「健康上の影響はあまり心配しなくていい」と医師に言われました。
担当した医師によると、上から見た位置よりも、下から見た耳の付け根の位置が重要とのことでした。
下から撮影したスキャン画像を見ると、確かに耳の付け根の位置はあまりズレていないように見えます。
筆者はもともと外見上の問題は重視しておらず、健康上の影響の程度でヘルメット治療を受けるか決めようと考えていたので、影響が大きくないだろうと言われたことが治療しない大きな決め手になりました。
ただ、医師からは「全く影響がない訳ではないので、治療しても良いと思いますよ」とも言われました。
そもそも検査を受けに来る人はヘルメット治療に前向きな人が多いので、娘と同じ検査結果だったら治療を選ぶ人の方が多いだろう、とのことでした。
理由2:皮膚炎やアレルギーの発症リスクを上げたくなかったこと
私はアトピー性皮膚炎持ち。
娘はアトピーの診断を受けていませんが、私に似て肌が弱いです。
ヘルメット治療の装着期間は、汗もなどの肌トラブルが起きやすいとのこと。
ちょうど5か月から離乳食を始めたこともあり、アレルギー発症リスクを抑えるためにもできるだけ肌を健康に保ちたいと考えていました。
もともと肌が弱い娘にとっては、ヘルメット治療による肌トラブルのリスクは決して小さくないデメリットでした。
理由3:女児であること(男児より外見上目立ちにくい)
短髪が多い男の子よりは、女の子の方が斜頭が目立ちにくいだろうと思いました(髪型によりますが)。
女の子の方が外見を気にするという考え方もありますが、我が家では上記の考えでした。
理由4:貴重な0歳期の育児を笑顔で楽しみたかったこと
ズボラ主婦を自称している筆者ですが、根っこはまじめで神経質な性格です(苦笑)。
ヘルメット治療をした場合、精神的に追い詰められる未来が想像できました。
思うように成果が出なかったり、娘がヘルメット装着を嫌がったりしたら、ものすごくストレスを感じて気持ちの余裕がなくなるだろうな…‥と。
これは親の都合ではありますが……。
結果的に、私も娘も笑顔で楽しく0歳期を過ごせました。
理由5:筆者自身が斜頭であるが健康&全く気にしていないこと
試しに自分自身の頭頂部を撮影してみたら、なんと筆者も斜頭でした(苦笑)
娘と同じ場所がやや平になっている!初めて気づいた!!
絶壁だとは思っていましたが、よくあることだと思い、特に気にしたことはありませんでした。
改めて見ると結構な斜頭(中等症くらい?)の筆者ですが、幼少期の歯並びはかなり良かったです(小学生時代に「よい歯のコンクール」の学校代表に選ばれました)。
肩こりはありますが、発達は正常で健康面に大きな問題はありません。
「斜頭でも特に不便やコンプレックスは感じないし、仕事も結婚も出産も問題なくできている」。
斜頭を気にしていない姿を私自身が見せられることも、治療しない後押しになりました。
もちろん、私は私、娘は娘なので、娘が将来コンプレックスを感じる可能性はありますし、その時はその気持ちに寄り添いますが……。
斜頭を気にしないくらい高い自己肯定感を持てるよう、たくさんの愛情を注いで育てていこうと思っています。
以上、「娘の頭のかたち経過(斜頭・ヘルメット治療なし)」でした!
この記事はあくまで我が家の一例であり、自然に任せた場合にどれくらい頭が丸くなるかは個人差が大きいと思います。
治療する・しないにかかわらず、この記事を読んだ方が納得できる選択をできるよう、微力ながら応援しています。
迷っている人も、とりあえず検査だけ受けてみるといいかも。
治療するしないにかかわらず、検査結果はとても参考になるよ♪
この記事は今後も随時更新する予定です。
気になる方はブックマークしていただけたら幸いです。